【Gサポート日記】中小企業の働き方改革とIT
- Jouji Takarabe
- 2020年2月17日
- 読了時間: 2分
時間外労働の上限規制が中小企業にも適用される2020年4月を前に、中小企業においても「働き方改革」への取り組みが待ったなしの状況となっています。
「働き方改革」のカギの一つは、ITのより一層の活用といわれますが、中小企業の実際の状況はどうでしょうか。
ITソリューション事業を行うデル株式会社などが昨年12月に行った「中小企業の働き方改革とWindows10への移行に関する実態調査」では、従業員99人以下の企業の9割以上のIT管理者は他の業務と兼任しており、58%の担当者はIT管理に割ける時間は1割程度、そして「働き方改革の実施に取り組んでいる/部分的に取り組んでいる」中小企業は約38%で「実施していない」中小企業が53%という結果が表れています。
また、働き改革を実現するために必要なIT環境を尋ねた質問では、多くの回答者がパソコン、タブレットといったハードウェア端末の整備による生産性の向上を選択し、RPAの導入、AIの導入を選択した回答者はそれぞれ約4%にとどまっています。
労働時間の管理がより求められるようになり、人手不足の状況も続く中、ハード面の整備はさることながら、実際に少ない人数・時間で業務を回すための助けとなるソフト面の整備は、より注視されるべき分野ではないでしょうか。
なかなか専任者を置くことも難しい中小企業の皆様が、RPA等の導入に取り組みやすくなるよう、弊社でも充実したご支援を提供していければと思います。
(今村 唯)
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