【Gサポート日記】どうすれば売れるのか ~ フリマサイトでの気付き
- Jouji Takarabe
- 2017年8月17日
- 読了時間: 3分
妻は最近フリマサイトにはまっています。もともと好きだったファッション系の服や雑貨を手軽に売り買いできるところが丁度よかったのだろうと思います。私自身はインターネットでの買い物はしても販売に関してはずぶの素人であり、興味を持って見ていました。すると、これがなかなか上手に売っている。中小企業にとって永遠のテーマである「どうすれば売れるのか」について参考になるのでは、ということで気付いたことをまとめてみました。
1.売れると嬉しい
最も基本的なことですが、売ろうと努力した商品が売れると小さな喜びがあります。この喜びが次の販売努力への活力源になります。そしてこの喜びの積み重ねが自信に変わります。→販売成績には、営業努力のモチベーションが不可欠。まずは小さな成功体験を積み重ね、徐々に成功を大きくしていけるよう目標コントロールが重要です。
2.この商品は売れるのか
売りたい商品は、同じフリマサイト上にどのくらいのボリュームで登場するか、どのくらいの期間で売れているかを調べます。たくさん登場するものは買い手も一定数おり、売れる可能性はあります。あまり登場しないものでもすぐに売れるものは需要があります。→市場規模と需給バランスが分かります。リアルな世界では、どれだけの同業者がいるか、どれだけ売れているかを調査データ等で調べることが手掛かりになります。
3.正直に売る
フリマサイトでは、基本的にUSED商品を売買することがほとんどです。しかも相手も顔も見えません。そんな中、売りたい商品のメリットばかりでなくデメリットも隠さず詳しく伝えることが信用に繋がり、売れる確率が上がっていきます。→中には魅力的なPR文で惹きつけ、粗悪品を高く売る輩も存在します。しかし買い手は手痛い失敗を教訓に学習しています。
4.自分はいくらなら買いたいか
値決めは難しいテーマです。高すぎると売れませんし安すぎると利益が出ません。そんな時、決定的に重要なのは「自分はいくらなら買いたいか」「あの人ならいくらなら買うか」を問いかけてみることです。→商品の価値の捉え方は人それぞれです。売りたい相手が誰なのか(自分と同じ購買層なのか、違うのか)を想像し推し量ることが重要です。
5.買い手とのコミュニケーション
買い手から、商品について問い合わせがあり、やりとりが続いた場合には売れる確率が上がります。→買い手は常によい買い物をしたいと思っています。売り手としては、その思いに応えるべく、問い合わせを呼び込む工夫をすることがポイントです。また、問い合わせに対するクイックレスポンスは言うまでもありません。
以上、フリマサイトには、現実の販売現場でも使えそうなポイントを楽しく学ぶ機会が詰まっています。本業での販売現場での視野を広げるためにも、一度試しに遊んでみては。
(添嶋真人)

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