【社内教育】報連相と仕組みづくり ~現場で“できる人”を増やすために必要な視点~
- 2 日前
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■ 「報連相は習ったはず」ではなく、「できているか」で判断する時代へ
「報告・連絡・相談(報連相)」は、新入社員研修で必ず扱われる基本スキルです。 しかし現場では、“研修を受けたはず”という思い込みだけが先行し、実践が伴っていないケースが少なくありません。
特に中小企業では、
マナー研修や名刺交換研修を受けさせて「研修は済んだ」と認識してしまう
中途採用者に対して「社会人経験があるからできているはず」と期待してしまう
こうした“前提のズレ”が積み重なり、入社後に
「●●さんは報連相ができない」
「こんな簡単なこともできないのか」
と評価され、本人が居づらくなり離職につながることもあります。
■ 「習ったでしょ」は禁句。大切なのは“できているか”
先輩社員や上司がつい言ってしまいがちな言葉が、
「習ったよね?」 「知ってるよね?」
ですが、これは関係性を悪化させる大きな要因です。
判断基準は “学んだかどうか”ではなく、“できているかどうか”。 そのうえで、必要な研修やフォローを丁寧に組み立てることが求められます。
新入社員に対しては、
研修内容のすり合わせ
カリキュラム全体の把握
現場との連携
これらを行うことで、定着率も成長スピードも大きく変わります。
■ 社内コミュニケーションの仕組みは時代に合わせてアップデートを
平成の時代は、
報告は対面
何かあればすぐ電話
書類は紙で提出
といった“アナログ文化”が一般的でした。
しかし現在は、 LINE WORKS、kintone、Teams、Chatwork などのツールが普及し、 報告書の共有や情報伝達は格段に効率化できます。
もちろん情報漏洩の観点からツール選定は慎重さが必要ですが、 従業員が仕事をしやすい仕組みを整えることが最優先です。
たとえば「報告は紙で提出」というルールが残っていると、
出先から会社に戻る
他の人に依頼して紙を提出してもらう
など、無駄な移動や手間が発生します。
時間管理研修でタイムテーブルを書いてもらうと、 “報告のための移動・作成”に多くの時間を使っている人が非常に多いのが現実です。
その後のワークで改善案を出してもらうと、 ほぼ全員が 「電子申請にすればよい」 と答えます。
現場の声は、いつもシンプルです。
■ 人手不足の時代に「昔のやり方」を続けるデメリット
これまでのやり方にはメリットもあります。 しかし、人手不足が深刻化する今、 非効率な仕組みを維持し続けることは大きな損失につながります。
報連相の仕組み
コミュニケーションの方法
業務フロー
これらを見直すことは、組織の生産性を大きく左右します。
■ 改善活動は“コスト”ではなく“投資”
日々の業務が忙しいと、 「報連相の指導や仕組みづくりに手が回らない」と感じるかもしれません。
しかし、 投資なくして改善はありません。
時間・労力・費用をかけて改善に取り組むことで、 初めて組織は前に進みます。
実際に改善活動を進めている企業では、
改善チームを結成し、各部署へメンバーが指導に入る
管理職が率先してツールを活用し、成功事例をつくる
社外研修を活用し、従業員の意識を変化させる
といった取り組みが見られます。
社外研修は内容によって助成金が使える場合もあります。
使える制度は積極的に活用し、社内改善を前に進めることをおすすめします。



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