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【Gサポート日記】働き方改革の議論が挙がるたびに思い出す経営者 その4

 今でこそ、「モチベーション」「動機づけ」という言葉が重要視されているが、幸之助は、使命感を持ち、働き方を工夫する一面に、内発的な動機づけの向上を求め、他方、休日を増やす宣言をすることで外発的な動機づけを向上させる努力をしていたことになる。

 そうした社員の動機づけに関する訴えも、繰り返すようだが、単に利益を上げたいがゆえの生産性向上のためではない。みずからが営む事業が、人間の働き方の進歩により、社会にさらなる繁栄をもたらすのだという信念にもとづくものであり、その意義や思いを常に社員と共有したいという姿勢によるものであったろう。

 経営者にとって、働き方改革は政治や社会の要請で迫られるものではなく、本来、自身の経営哲学によってみずから志向するべきものであることを指摘しておきたい・・・・

(村田 有久)

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