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【Gサポート日記】教えることのむずかしさ

 RPAの導入をご支援する際に、プログラムの設定の仕方をご説明させていただくのですが、多くの方が「自分の仕事を、どうロボットに覚えさせていいかわからない」と言われます。

 RPA自体は、覚えさせたい作業を、マウスの操作とキーボードのタイピングの仕方まで落とし込んでプログラムしていきます。

 無意識に行っている作業ほど、具体的に言葉にすることが難しくなります。普段の業務を、「ここでダブルクリックして・・・」、「ここでキーボードのこのキーをタイプして・・・」と表現しようとすると、慣れてしまえば何ともないですが、慣れるまでが大変かもしれません。

 一般的に、新しく業務に携わる方に仕事の内容を教えようとする時、基礎知識がある程度備わっていることを確認し、トレーニングをされると思います。なので、説明が多少曖昧でも、すでにある知識や経験から意図をくみ取って作業ができます。

 ただ、こちらの意図が伝わらないまま説明の通りに処理をしたり、意図をくみ取ったとしても、誤ってくみ取ったりしていると、処理自体が間違ったものになってしまいます。

 RPAで、細かくロボットに覚えさせることは、始めは大変ですが、一度覚えさせると間違えることはありませんし、忘れることもありません。

 人間に対しては、教える内容が細かすぎる必要は必ずしもありませんが、誤処理のリスクがあります。

 どちらにせよ、何かを教える、覚えさせるという作業は、一人で全てを行うのはむずかしいと改めて感じました。

(岡田 積善)

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