【Gサポート日記】インターネットを活用したサービスの進展
インターネットを活用したサービスは、日進月歩で進化しています。弊社が携わる研修業界も例外ではなく、eラーニング分野の技術革新が進んでいます。先般訪問した業界専門の展示会では、昨年訪問した際と比べ、1年の間に進化した点が多く見られました。
1.オープンソースの普及
多くの開発企業からeラーニングを提供するためのプラットフォームが提供されていますが、オープンソース(自由に再頒布できるソースコード)の活用が更に普及した印象でした。開発企業はオープンソースを活用することで、ゼロからプラットフォームを構築する必要がなくなり、その分提供コストも安くなります。
2.教材制作をサポートする技術の充実
教材制作に当たっては、一般的にはスライド資料と研修動画をアプリを用いて編集して制作しますが、その操作性が格段に進化しています。また、スライドの作成(文字入力)のみで人口音声付きの講座が作れるなど、より簡単に教材制作ができるようになりました。
3.クラウドサーバーの普及
動画コンテンツなどの重い教材を保管するためのクラウドサーバーの保管容量の拡大、安全性の向上などの進化が見られ、利用できる可能性が広がっています。そのため以前は保管容量に応じて課金されることが一般的でしたが、コンテンツ保管に係るコストも低下傾向にあります。
4.大手企業の参入
NTTやソフトバンクなどの大手通信会社が、市場での強みを背景にeラーニング業界に参入を始めており、eラーニングがより一層日常生活の中に浸透する可能性があります。
IT技術の進展により、簡単にサービスを提供できるようになり、膨大なコンテンツが世に溢れる時代になっています。今後は、ユーザーに選ばれるためのコンテンツの充実とプロモーションがカギとなります。
(添嶋真人)
