短い言葉に哲学(魂)を込める
雑誌にも紹介されていましたので、ご存じの方も多いと思いますが、トヨタの“言葉に対するこだわり”です。
組織開発等を行うコンサルタントの中では、ひとつのベンチマークとしても有名な話ですが。
トヨタの中では「経費を削減しろ!」という言葉はNGワードです。“削減は結果である”という点も含め、同社では「経費を改善しろ!」という指示が飛ぶそうです。
この言葉にはこだわりが隠されています。それは、あくまでも“改善”であり、“改良”ではないということです。「お金を使って良くすることが“改良”」「知恵を使って良くすることが“改善”」という定義に基づいているそうです。
昨今話題の出光興産ですが、創業以来標榜されているあまりに有名な“人間尊重”。
トヨタはさらに踏み込んで“人間性尊重”。
「考える力(=人間性)を最大限に尊重する」という強い想いが込められているそうです。
(村田 有久)
