【Gサポート日記】サムライジャパンに見るプラス思考とマイナス思考
- Jouji Takarabe
- 2018年7月23日
- 読了時間: 2分
ワールドカップサッカー日本代表の戦いが終わりました。本番直前の監督交代劇やテストマッチ結果から前評判は芳しくなかったものの、大会本番では決勝トーナメント1回戦ベスト16に進み、FIFAランク3位のベルギー相手に2対3の大健闘を見せました。先行した得点経緯から、多くの方が試合終了間際までサムライジャパンの勝利を夢見たのではないでしょうか。併せて、サムライジャパンの4戦を通じて、戦略におけるプラス思考である攻撃とマイナス思考である防御の切り替えの難しさや複雑さを感じた方もおられたのではないでしょうか。
一般に、プラス思考は積極性と等しくマイナス思考は消極性を意味しますが、これらは対立相反する概念であっても、機能上は表裏一体で運用すべきものであると思います。
マイナス思考で防御を敷き、プラス思考で攻撃に移る、これらを表裏一体で機能させることで強固な力が生じます。
グループリーグ最終ポーランド戦の終盤に見せた敗けを前提としたポイント差戦略は、一般的にはマイナス思考ですが、その背景にあるのは究極的なプラス思考であり、サムライジャパンの目的が決勝トーナメントに進み勝ち抜くことであった以上、他チームの動向に左右されるリスクを負いつつ、自ら勝ち取った決勝トーナメント進出であったと思います。
他方、対ベルギー戦では2点先行しながらも同点とされたことにより、攻撃を優先する選択が最終ラインの押し上げを生じ、結果的にカウンター攻撃を受け逆転されました。
これは、プラス思考である攻撃とマイナス思考である防御の2つの機能を表裏一体で運用することが出来なかったことに他ならず、敗因の一つとなったように思います。
企業経営における人材育成やアウトソーシングの活用は、プラス思考とマイナス思考の両面を有するマルチ戦略の位置づけです。是非とも有効に活用したいものです。
平成30年7月23日
株式会社Gサポート
代表取締役 黒 園 宏

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