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社員のワーク・ライフ・バランスの実現に向けた研修企画について

 近年、ワーク・ライフ・バランスの考え方が重視されるようになりました。

ワーク・ライフ・バランスとは、「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指します。

 企業でも、このワーク・ライフ・バランスを考えた雇用環境が重視されるようになりました。企業を構成する「人・モノ・金」のうち最大の資産である「人」が長く働くことができる環境を作り、モチベーションを維持し働いてもらうことが重要になっており、社員研修のテーマとして取り上げられることも増えています。

 ワーク・ライフ・バランスのための職場環境づくりの指針として、内閣府では平成22年3月に「ワーク・ライフ・バランスのための仕事の進め方の効率化に関する調査報告書」を発表しています。この報告書では、ワーク・ライフ・バランスの実現には「めりはりのある働き方」が重要であるとし、そのための「動機づけ・意識改革」「制度改革」「仕事の進め方の効率化」について具体的な事例を含めて解説しています。

特に「仕事の進め方の効率化」については、取り組む企業向けにチェックリストが作成されており、自社の状況を簡単に診断することができます。また、前述の報告書では、これらについてどのように取り組んでいくべきか事例を交えて紹介しています。

【ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた仕事の進め方「10 の実践」チェックリスト】

①-1 会議を開く際、目的やゴールを示している。(はい・いいえ)

①-2 会議の終了時間が守られている。(はい・いいえ)

②-1 職場内で作成されている資料の分量は適切である。(はい・いいえ)

②-2 作成した資料が無駄になることは少ない。(はい・いいえ)

③-1 共有キャビネットは整理整頓され、必要なものをすぐに探し出せる。(はい・いいえ)

③-2 ホワイトボードやスケジューラーを活用し、情報共有をしている。(はい・いいえ)

④-1 大きな仕事が終わった際には、概要報告をまとめている。(はい・いいえ)

④-2 業務の手順書やメモは、他人が見てもわかるように作成している。(はい・いいえ)

⑤-1 上司は部下の日々の労働時間を把握している。(はい・いいえ)

⑤-2 上司は、負荷が集中している部下のサポートをしている。(はい・いいえ)

⑥-1 業務分担に偏りがないか、常に見直している。(はい・いいえ)

⑥-2 特定の人のみが残業や深夜業を行うようなことはない。(はい・いいえ)

⑦-1 担当業務だけでなく、周辺の業務に関する知識を身につけている。(はい・いいえ)

⑦-2 意思決定に時間がかかり、業務が遅れることはない。(はい・いいえ)

⑧-1 上司と部下、部下同士で、日々、スケジュールを確認している。(はい・いいえ)

⑧-2 週間予定や月間予定を、職場で定期的に確認している。(はい・いいえ)

⑨-1 電話対応等に遮られず、担当業務に集中できる時間がある。(はい・いいえ)

⑨-2 上司と部下、部下同士で十分コミュニケーションをとれる時間がある。(はい・いいえ)

⑩-1 パソコンの得意な人の知識が、他の人の業務にも活かされている。(はい・いいえ)

⑩-2 仕事が早い人の仕事の進め方を、職場内で共有している。(はい・いいえ)

 社員研修のテーマとして「仕事の進め方の効率化」を取り上げる場合、社内の状況を踏まえた上で研修計画を立てることが重要です。そのための手段の一つとして、上記のチェックリストを活用して現状調査を行うことも有効です。

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